知らない土地で、焼鳥屋さんとなんとなく話が合うような気がして、会うたびに会話をすることが楽しみになっている。
27位の人なんだけど。昨日は住宅地に出張で店を出していて、今日はバイト先で店を出していた。
「こんにちは! 昨日ぶりですね!!」
って声を掛けたのだけど、なんとなく言葉を探している様子で、即答は帰ってこなかった。
「え、あ、まぁ、そうですね」
みたいなことを言ってる。
俺は瞬間に気がついた。
焼鳥屋さん、ハキハキとした、今風の若者ではあるのだけど、「心にもないお世辞を平気で喋って、なんとも感じない人」かもしれない。だとすると、私と同じなのではないか。
最近、嘘も方便と言うつもりか、時と場合次第で、ころころと言うことを変える人がいることに気がついたのだ。
これは、1つ前にかいた記事で暑かったのだけど、毒親に育てられた人の特徴の1つ、自分の価値観が持てず、他人の評価ばかり気にする人がよくやる手なのだ。
他人からの評価が良くなるよう、ころころと言うことを変える。記憶がしっかりしてる側から言わせると、「この前はこう言ってたはずなのに、今日は違うことを言ってる」ってなる。
焼鳥屋さんも、多分、日によってコロコロ言うことを変えない人なのじゃないかって気がしてきた。
根がすごく誠実なのだ。
私が、焼鳥屋さんにひかれるのは、そういう所なんだろう。
そして、言うことをコロコロ変えるタイプの人って、同じく、コロコロ変えて、平気で過ごせる人とばっかり付き合っていて、「類は友を呼ぶ」状態になっている。
というか、類は友を呼んだ結果が、そういう似たもの同士がくっつく状態なのだろうと、今更気がつく。
「その人を知りたければ、友達を見よ」って言いますからねぇ。
世の中って、そんな仕組みなのね。