朝方、「最近、情操教育って言葉を聞かなくなったなぁ」って、ボンヤリ考えていました。教育が劣化しているし、文化が失われている。
で、何気なく再生したYouTubeが、マドモアゼル・愛氏のこのお話だった。
マドモアゼル・愛氏は名前が面白い。ユニーク。なんだかうさんくさくさえある。私は田舎住みだから、娯楽が少ない場所だった。で、現場職人とかが現場でラジオを掛けていたりする。音楽をかけるとかではなくてね。
で、地方のラジオ局で、やってる番組の最中、午前中に「ラジオ人生相談」ってのがあって、これが以外と人気番組。どのくらいの人気かというと、特番や何かで人生相談が中止になると、「今日は人生相談やらないんですか?!」などと放送局に電話が掛かってきたりするのだそうだ。
その番組の回答者の一人が、このマドモアゼル・愛氏なのだった。
なんだか愁いを含んだような話し方。その方本人がYouTubeをやってるのだから、偶然見たときはホントにびっくりした。
で、今日は東京大空襲の話をしている。独特の語り口はそのままで。
こうした話は一切知らなかった私。というのは、教育の場でも、家庭でも語られないからに他ならない。
こうしたことも、「教育・文化の劣化」だと思う。
ルメイは日本への空襲計画を実行した人。
そんな人がなぜ勲章を貰うのだろうか? 貰えた功績は、日本の空軍創設に力を貸したと言うことだと聞く。
空軍と言えば、「国際連合に加盟する条件として、国際連合から要請があれば直ちに空軍を派遣することが出来ること」というのがあるそうだ。日本は国産連合に加盟しているので、空軍を持っていることになる。まぁ、国際連合の敵国に指定もされているから、敵国は「戦争準備のような動きが察知された場合、安全保障理事会などを開かなくても、直ちに空爆して良い」という扱いだと聴く。
このへんの成り行きは、全くもって混乱しているように感じる。
勲章を贈ったのは「日本国政府」らしい。授賞式には、天皇陛下は参加しなかった。無言の抵抗だと言われる。
ルメイの「計画」の案を見たが、全くもって残忍な発想だった。なるほど、アメリカというのは、イギリスのピューリタンという異端派が新大陸に移動し独立した国家だと言うが、そう言うルーツがさもありなんという気がする。
猫を檻に閉じ込めて、ガソリンを掛けて火を付ける。それを撮影した動画をネットにアップロードした人が、捕まった。動画には命の輝きなどとテロップが入っていたらしい。これと全く同レベルな知性がこのルメイという人物だと思う。各地で空爆(日本以外でも)やってるらしいが、崩れた建物の中で幼い少女がつぶされていくような場面を想像して躊躇などしてはいけないなどとその類いの発言が沢山あるらしい。今で言うサイコパスが、アメリカという国の代表になって空爆をしていたような感じだ。
いじめられ放題いじめられて、その話をなかったことにしてやり過ごすというのは、本当にいじめだ。いじめはいじめられる側にも問題があるなどと政府関係者が言ってるのを聴いたことがあるが、「それは、日本の敗戦の話」も同じだと思う。
空襲計画を知ると、本当に、「知れば知るほど、嫌いになるアメリカ」って感じがする。