ネットがパソコン通信と言われていた頃に、NECがやってるパソコン通信はPC-VANと言ってた。そこにフォーラムという集まりがあって、私は「思想哲学の部屋」みたいな所に参加していた。会議室と言ったかな。そこには議長がいる。菊と刀という本を書いた人だったと覚えてる。もう、うろ覚えだけど。
思想や哲学などというと、ものすごく難しいテーマのように思えた。
高校を赤点ギリギリで卒業した私には、大学入学など夢の夢だったから、大学生がやるような学問? は、無理だと思っていた。
ちらっと覗くと、誰でも気軽にどうぞとあり、小難しい話ではない、平易な会話が沢山あったので私も参加した。
議長の大学教授さんがとても気さくな方で、参加しやすかった覚えがある。
そのくらいの時代までが、最高学府の大学なるところの人は、凄いなぁと思える時代だった。
その頃から日本でも「選択と集中」などと言って、大学が「実学重視」になっていって、今は教養などと言った言葉が、ボロボロのぼろんちょ(闇の熊さんの口癖w)になっている。私はこのあたりの知見は、チャンネル桜などから得ている。
林氏の話は、どんどん知見が広がっていく気がして、聞くのがとっても楽しい。一方で、知れば知るほど世界の仕組みはこうなっているのかという絶望感が深くなっていくのだが・・・。
今、世界はマルクスの書いた共産党宣言に沿って、どんどん進んで言ってる。
マルクスの境遇、生い立ちなどを話している。
意外な話だったのが、マルクスに対立していた学者の弟子が、伊藤博文であり、日本国のデザインも、マルクスに対立する考えが取り入れられていたという話。
今現在、そんな話は全く出てこないし、対立する学者の名前も全く消されている。ここが恐ろしい。名前を消し、歴史的な資料からも抹消する。なかったことにされると言うことは、最大限恐ろしいことだ。
しかし、このようにして世界は出来ているのだという事を知るのは、とても面白い。
どんな思想で人は動くのかと言うことを知る面白さがそこにあると思う。